建築士になるまでに

建築士になるまでに

「けんちく」のプロを目指して

広告が建築を隠す

皆さん、こんばんは。mitsukiです。

 

鈴虫の声が聴こえる季節になりました。

 

いよいよ夏を終わりを感じますね。

夜も涼しく眠れそうです。

 

さて、以前日本の景観について取り上げましたが今回はその続編になります。

 

広告と建築をきっかけに街の在り方を見直したい!

 

そう願うちっぽけな私から、世の皆様に発信していきたいと思います。

 

※前編は↓になります。

architegg.hatenablog.com

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前回までのあらすじ

 

私はこの仕事に就いてから、とにかく周囲の建物に目が向くようになりました。

 

この家の外壁の仕上げはなんだろな~とか、

ここはどう収まってるのかな~とか。

 

学歴として建築を学んでいない以上、周囲の環境から学んでいくことが必要だと考えたわけです。

 

道のりはまだまだ長いですが、その延長線上で街の景観なんかにも興味を持つようになりました。

 

建築もマクロ的な視点で言えば街などの環境を作っており、その一端を担う立場としてより良い街を作っていきたいと考えるのは自然な流れでした。

 

そしてそういった視点で街を見始めると、それまで気にも留めていなかったものが意外と見苦しいことに気付いたのです。

 

それが広告

前回までのあらすじです。 

 

良い広告

 

そんなこんなで「広告憎し!」と左翼化してしまった私。

思春期の中学生のように広告に当たり散らしていたわけですが、成長しました。

 

大人になった私は、広告の全部が全部憎たらしいというわけではない、

中には良い広告もあるということを悟りました。

 

最近では駅前の所狭しと並んでいる広告群も、これはこれで日本らしさなのかなと捉えるようになりました。

 

特に駅ナカにあるようなユーモア溢れる広告なんかは良いと思います。

見ていて面白いですし、日本は痒いところに手が届くセンスがあるよな~といつも感心してます。

 

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ちなみに上の写真は新宿駅地下にあったウコンの力の広告です。

「ウコンが新宿を支えているんだ!」という意味が込められているんだそう。笑

 

観光客の往来も多いであろう新宿にこういった珍しい広告があるのは、ある意味日本の特色ですよね。

 

悪い広告

 

さて、日本にも良い広告があることはわかりました。(完全に私の主観ですが。笑)

 

しかし私が問題にしているのはこういった雑多な広告

 

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車を運転していればよく見かけますよね。 

地方を車で通ったら、すぐにでも発見できます。

 

運転者向きなのか知りませんが、大きな看板・きつい色がお約束のシロモノです。

 

中には「広告主募集!」みたいな張り紙もあったりしますが、その度に私は「もう誰も応募すんなよ!」と心のなかで念じています。

 

ちなみにそもそも論として、

今どきこういった広告を頼りにどれだけの人が店を訪れているのか甚だ疑問ですよね。

 

カーナビが当然車に付いてて、Googleマップで道を調べることが当たり前の時代です。

この広告の集客効果はまるで無いんではないかと勘繰ってしまいます。

 

建築の存在感

 

さて、なぜそんなことを考えるに至ったかというとこうした野暮ったい広告が建築の存在を希薄にしているのではないか?という風に考えるようになったからです。

 

を隠すなら森の中、みたいな感じで雑多な広告の中であればハリボテの建築でも気にならない的な。

 

逆に言えば、こういった広告を一掃できれば道行く人の目ももう少し建築に向くのではないかな?と考えました。

 

そして自然とハリボテの建築が並んだ時に感じてほしい。

 

日本の家ってイケてなくね!?

 

と。

そう感じることが出来たのなら貴方もニュータイプです。

 

イケてない日本の家

 

街を歩いていればよくわかります。

近年の日本の住宅はほとんどが窯業(ようぎょう)系サイディングと呼ばれる外壁です。

 

それがこちら。

 

・窯業系サイディング (タイル風)

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日本では大人気の外壁材です。

皆さんの回りをパッと見渡しても数軒はあるのではないでしょうか?

 

人気の理由はメンテナンスが楽(それでも10年が限界)だとか、火に強いだとか。

 

、イケてない度MAXです。

 

窯業系サイディングは柄をタイル風にしたり模様をつけたりで趣向を凝らしていますが、むしろ逆効果ですね。 

 

ニセモノは所詮ニセモノに過ぎません。

本物の質感には到底敵いません。

(良い建材を使った家などはまた別記事でまとめてみます。)

 

思うに、こういう家は年月が経つほどにみすぼらしくなってきます。

 

劣化しヒビ割れたとしても、偽物の質感のため周囲の環境に馴染むこともありません

 

お財布で例えるとしたらナイロン製と本革製ぐらいの違いでしょうか。

 

ナイロン製は確かに手軽でメンテナンスフリーです。

 

でも長く使っていきたいと考える人は少ないですよね。

そもそも化学繊維なので人体に良いとも言えません。

 

逆に本革製は確かに手入れが大変かもしれませんが、その分使うほどに愛着も増していきます。

 

良い家もこれと同様です。

年月を経ることに味を出し雰囲気が出てきます。

 

さらに年が経てば当たり前のものとして周囲の環境に溶け込んでいき、そうした積み重ねが街の歴史を作ることにつながります。

 

スクラップ・アンド・ビルドを繰り返してばかりでは街としての深みは出てこないですよね。

 

ハウスメーカー設計事務所含め家を設計する立場にいる人は、施主の意向のみに囚われず、環境も作っているんだ!という意識で設計したいですね。

そうすれば自ずと方向性も決まるでしょう。

 

日本の家は建ったその日から負債扱いになると言われていますが、そんな概念は正していきたいですね。

 

いち市民としては、ハリボテ(≠本物)の建築はカッコ悪いという意識を持つことから始めます。

 

共感してくれる方が増えますように~。Orz

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おわりに

 

いつもご覧になっていだたきありがとうございます。

 

広告から始まった論点がどんどんズレていくのを感じつつ、キーを叩く指が止まりませんでした。笑

駄文になってしまい恐縮です。

 

やはり文章を書くというのは難しいですね。

それでも雑学程度でも皆さんのダシになっていれば嬉しいです。

 

皆さんもニュータイプになりましょう!

  

それでは。