建築士になるまでに

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「けんちく」のプロを目指して

第3回・設計事務所と組む特大のメリット

皆さん、こんにちは。mitsukiです。

 

大々的に始めたにもかかわらず疎遠になっていた「ハウスメーカー」VS「工務店」VS「設計事務所」の比較コーナー。

 

最終回にあたる「設計事務所編」を書いたのでぜひご一読ください。

 

読み終わったのち、

 

設計事務所アリかな?

 

と思っていただけたらこの企画も大成功です。

 

何といっても私は設計事務所の回し者ですからね。笑

 

では早速始めます。

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設計事務所のデメリット

 

ハウスメーカー工務店との違いを踏まえた設計事務所のデメリットは大きく分けて2つあります。

 

それは

 

1.会社として規模が小さい
2.完成までに時間がかかる

 

です!

 

ひとつずつ見てみましょう

 

 

1.会社としての規模

 

これは全国ほぼすべての設計事務所に言えることだと思いますが、

 

設計事務所基本貧乏です。

 

企業規模としてハウスメーカー工務店には到底かないません。

 

その理由はいくつかありますが、日本にはアイディアに対してお金を払うという意識が薄いことが主な原因でしょうかね。

 

設計料を出し渋るお客さんが結構います。

 

加えて設計士の皆さんは好きなことを仕事にしていますから、利益度外視でも仕事が出来てしまうのでしょう。

 

お金を多少まけても「まあいいや」で済ませちゃっている人が多いかなっていうのが、新参者である私の印象です。

 

そんな業態の会社なので当たり前ですが豪華な受付はありませんし、オシャレなスーツを着た営業さんもいませんし、住宅展示場なんてもってのほかです。

 

そういった会社としての体裁を求める人がハウスメーカー工務店に流れているのが現状な気がします。

 

そんなの気にしない!
良い家を作ってくれれば十分だ!

 

と言ってくれる心優しい方は意外と少数派です。

 

 

2.時間がかかる

 

これはハウスメーカーに比べて歴然とした差がありますね。

 

既成品をポンポン置いていくような作業ではありませんから、1つひとつに設計の時間がかかります。

 

これを良しと捉えるお客さんは少ないでしょう。

 

誰だって早く新居に住みたいと考えますからね。

 

しかし一生に一度のお買い物。

 

設計士とがっぷり組み合って良い家を作りたいと考えるのは至極当然なことだと思いませんか?

 

奥さん(旦那さん)に全部任せきりにして自分は無関心だなんてあまりに寂しいですよね。

 

 

設計事務所のメリット

 

ここまでデメリットを簡単にまとめました。

 

要は企業規模として小さい分、外ヅラや人件費にお金をかけられないのが実情です。

 

あと「設計料が取られるのでは?」

 

とお思いの方がいらっしゃるかと思いますが、それは三者共通です。

 

どこに頼んでも設計料はかかります。

 

問題はそれがお客さんに見えているか見えていないかの違いです。 

(設計料についてもまた掘り下げて記事にしたいですね。) 

 

ではこのような中で設計事務所に頼むメリットとは何でしょうか?

 

細かい所を含めればいくらでも挙げられますが、ここではあえてひとつだけ。

 

それは設計(考え手)と施工(作り手)の分離ができることです。

 

 

設計と施工の分離

 

ハウスメーカー工務店を介して家を建てる時、お客さん(施主)は

 

施主 = 工務店

 

といった契約を交わします。

 

これに対して設計事務所を介して家を建てる時、お客さん(施主)は

 

①施主 = 設計事務所

②施主 = 工務店

 

とそれぞれ契約を交わすことになります。

 

この契約形態が超重要であり、これはハウスメーカー工務店には決して真似することができない方法です。

 

なぜならハウスメーカー工務店は作り手側。施工を担当します。

 

対して設計事務所は純然たる設計屋さん。 

設計しかできず実際に作ることはできませんが、それが強みになります。

 

それは唯一お客さん(施主)の味方になれることです。

 

考えてみてください。

 

家を建てるとき、ほぼすべてのお客さんが建築に対して知識がありません。

 

言い方は悪いですがハウスメーカーなどのメーカー(作り手)からしたら絶好のカモです。

 

なぜなら言い値で家を買ってくれるから。
※言い値 = 売り手が言った通りの金額

 

つまりこの状況下にあるお客さんは

 

「その金額ちょっと待った!

 

と言ってくれる第三者がいないのです。

 

これは弁護士のいない裁判のようなもの。

 

複数社のハウスメーカーから見積もり取ればいいと思うかもしれませんが、同じ業態の会社同士を比べても意味はありません。

 

この一見すると無駄に思える契約形態がお客さんを守ることにつながっています。

 

私自身、これは最早設計事務所のメリットというより建築の契約形態におけるあるべき姿だと考えます。

 

事実海外にはハウスメーカーやゼネコンと言った設計施工を一括で請け負う業態の会社はほとんどありません。

 

この元請け会社が下請け・孫請けに仕事を発注することがピンハネや中抜きを多発させている要因ですし、家を建てる場合はそれらが全て発注者であるお客さん(施主)に跳ね返ってきます。

 

こればかりは日本の悪しき商習慣だと思わざるをえません。

 

「大手に任せておけば安心」という思考放棄は良い加減やめませんか?

 

何度も言いますが、家は適正価格で買いましょう。

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おわりに

 

今回は設計事務所に頼むメリットを細かく挙げていくつもりだったのですが、一番のメリットが理解されないのではないかと思ったのであえてやめました。

 

それだけこの点は一番に伝えたかったことです。

 

皆さんにはきちんと伝わりましたか?

 

細かいメリットはまた番外編として書き綴っていこうと思います。

 

いつもご覧になっていだたきありがとうございます。

 

それでは。