建築士になるまでに

建築士になるまでに

「けんちく」のプロを目指して

建築士の仕事

皆さん、こんばんは。mitsukiです。


最近はどっぷり仕事ライフです。

 

職業訓練との二束わらじ生活はなかなかツラいものがありますが、どちらの勉強も欠かせないのでここが踏んばりどころ。

 

肉体的にも精神的にも大変ですが、どっぷり働くことでいろいろと見えてきたものがあります。

 

それは建築士の仕事で大事なことです。

 

というのも、この仕事はとにかく図面を書きます。

 

図面と書くと難しそうですが、要は説明資料のこと。

 

この説明資料を書きます。

 

書いて!書いて!書きまくります。


なぜ書くか?

 

それは、この仕事は伝えることがもっとも重要な仕事だからです。

 

皆さんは伝言ゲームというものをご存知ですか?

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伝言ゲーム

 

伝言ゲームとは、伝言を繰り返して最後の人までキチンと言葉が伝わっているかを競うゲームですね。

 

人数が多ければ多いほど難易度は上がりますが、たいていの場合はうまくいきません。笑

 

だからこそ面白くゲームとして成り立つのですが、実際の建物で同じことが起きてしまったら洒落になりません。

 

お客さんが建築士

 

「教会を作ってくれ!」

 

と頼んだのにお寺ができてしまっては目も当てられませんよね。もはや裁判沙汰です。

 

しかし、たとえこのような極端な事態にならずとも往々にして似たような現象が発生してしまうもの。

 

少し考えてみてください。業者の数を。

 

関わる業者の数 

 

家一軒立てるのにも何十人という人が関わることはこれまでも説明してきました。


・建物の骨組みを作る大工さんには建物の骨格の図面を
・照明を担当する業者さんには照明の図面を
・空調を担当する業者さんには空調の図面を
・〇〇を担当する業者さんには〇〇の図面を

 

このように〇〇の業者に入る言葉の数だけ、図面の種類があると思ってください。


それらすべてを各業者に正確に伝えなければならないのです。

 

少しでも認識の齟齬があれば、それは直接建物の出来に関わってきますから1枚も気を抜くことはできないですよね。

 

「出来が損なわれる」で済めばいいのですが、昨今は即お施主さんからのクレームに直結します。

 

緊張感は伝言ゲームの比ではありませんね…

 

建物は引き算

 

このように設計者の想いは数あれど、それを伝えることの大変さは理解していただけたかと思います。

 

そしてここから出てくる答えは、建築は引き算だということ。

 

設計者の頭の中のプラン内容を100とすると、そこから関わる人との認識のズレの分だけどんどん引かれていきます。

 

決して100%の出来栄えになることはありえません。

 

悲しいことですがそれが事実です。

 

皆さんも、例えば自分の家族との間で100%のコミュニケーションが取れていると胸を張って言えるでしょうか。

 

それだけ他人とのコミュニケーションは大変なことですよね。

 

ましてやそれが赤の他人との間柄です。

 

コミュニケーション不足はどうしたって出てきます。

 

しかしここまで言っておいてなんですが、作る側としては当然100を作る気概で頑張っています。

 

その思いが、設計士の作る図面にすべて表れます。

 

キチンと伝えたらその分だけ、建物の出来が良くなる。(本来の姿になれる。)

 

そういった姿勢で書く図面には、それだけの思いが凝縮された良い図面と言えます。

 

もしこれから家を建てる人・リフォームする人がいましたら、図面をじっくり読み込んでください。

 

良い図面とは伝えることが第一にありますから、たとえ建築の知識がなくとも一見して全く内容が理解できないものなら突き返すぐらいの姿勢で。

 

それぐらい図面とは建築の世界では重要なツールなのですね。

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おわりに

 

仕事が始まったばかりでまだ図面の重要性を理解していなかった私。

 

十分なチェックもせずに仕上げた図面を突き返され、


「この図面で飯食ってんだ!」

 

と言われたときはいい歳して泣きそうになりました。

 

が、今ではその意味も理解できます。

 

人に伝わる、良い図面を常に心掛けていきたいですね。

 

そしてこれはどんな仕事でも共通する姿勢だと感じました。


貴方の作る資料は相手に理解されていますか...?

 

 

いつもご覧になっていだたきありがとうございます。

 

それでは!