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建築士になるまでに

「けんちく」のプロを目指して

第1回・ハウスメーカーのデメリット

設計事務所 ハウスメーカー

皆さん、こんにちは。mitsukiです。

 

ハウスメーカーのCMって良いですよね。

 

あの15秒~という短い時間の中で、「こんな暮らしがしてみたい」って思わせる要素が満載です。

 

・目を細めたくなるような情景。
・夕暮れ時のワンシーンを切り取り、ありふれた日常生活を描写。
・理想の家族のあり方を自然な形で紹介して、根幹に良い家があるからこその幸せだと視聴者に悟らせる…


そんなの見せられたら、

 

そうだ、家を買おう!

 

ってなりますよね。

 

でも皆さん、そんなまばゆいばかりのCMに

 

騙されていませんか?

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家を建てる方法

 

唐突にハウスメーカー批判から始めてしまいましたが、今回から数回にわたり、実際に家を建てる方法についてご紹介したいと思います。

 

家を建てる方法としては一般的なものは、大きく分けて以下の3つがあります。

 

1.ハウスメーカー
2.設計施工の工務店
3.設計事務所

 

この3つの方法についての記事を計3回にわたって連載させていだだきます。

 

また大前提として、今回の説明はあくまで私目線でご紹介させていただきます。

 

私目線ということは設計事務所目線ということになります。


必然的に

ハウスメーカー工務店設計事務所

 

という図式になることを前もって言っておきます。

 

しかし同時にご理解いただきたいことは、私はあくまで建築の初心者です。

 

その初心者が就活や仕事を通して学んだ結果、設計事務所がもっとも世のため人のためになるという結論になったということです。

 

ハウスメーカーの住宅が乱立しているこの時代。

 

小さな小石でもなんでも良いので、とにかく一石を投じることができればと考えております。

 

今回はその第一弾としてハウスメーカーについて。

 

では始めます。

 

 

ハウスメーカーのメリット

 

ハウスメーカーのざっくりした定義としては、全国に拠点をかまえる設計・施工の両方を請け負う大企業、といったところでしょうか。

 

自社物件のオープンハウスや住宅展示場来店した方を対象に営業をかけプランや資金計画書を提示し、晴れて顧客となればそのまま自社で施工まで、という一貫した管理が売りとなっています。

 

広告による営業も活発で、日常的にCMを見ていることから「あの大手が手がけてくれる!」という安心感もセールスポイントですね。

 

お施主さん、つまりお客さんのメリットとしては

 

・工期が短い
・手続きが少ない(複数社と契約しなくてよい)
・大手ブランドによる安心感

 

などが挙げられるかと思います。

 

要はそんな難しいことを考えなくても、ハウスメーカーに任せておけば家が立つんです。

 

しかしその結果生まれる家は「高かろう悪かろう」な家です。

 

 

ハウスメーカーのデメリット

 

先ほどハウスメーカーの魅力的なCMについて言及しました。

 

でもよく考えてみてください。

 

あの感動するCMを流すための莫大なお金はどこから来ていると思いますか?
あの豪華な住宅展示場の維持費はどうやって維持していると思いますか?

 

それらはすべてお施主さんからのお金に他なりません。

 

家を立てるのに必要なお金は、以下のものが最低限必要になります。

 

1.原材料費(原価)
2.設計料(ハウスメーカーとて例外ではありません。全国津々浦々、同じ土地は一つとしてありませんので。)
3.大工さん含め職人さんの工賃(手間賃みたいなものです。)

 

当然見積もりにはこれらの項目が出てきます。

 

ハウスメーカーの見積もりにはこれら+営業経費がかかっているはずです。

 

しかしハウスメーカーから見積もりを取った人ならわかるかもしれませんが、その見積もりに広告費という項目はありましたか?

 

そんなもの記載しないはずです。
あったらお施主さんからまず削れと言われるでしょうね。

 

それでもどこからか営業に必要な経費を調達しているはずです。

 

その対象になっている主なものが原材料費です。

 

つまり「この材料にはこれだけのお金がかかる!」と言いながら、実際は営業経費を上乗せした原価以上の金額をお客さんにふっかけるということが平然とまかり通っているのが実情なのです。

 

なのでハウスメーカーと小さな設計事務所が同じ予算で家を建てようとした場合、どうやったって設計事務所の方が良い家が立ちます。

 

良い家というのはおしゃれな家、デザインに優れた家というだけではありません。

 

良い材料を使っている家」です。

 

それは木材だったりトイレだったり窓だったり。
すべての建築資材にはグレードが存在しています。

 

その中でも「グレードが良い建築資材を使った家」です。

 

せっかく高いお金を払っているのですから、
「その贅沢なチャンスを無駄にせず、お金に見合った良い家に住んでください」

 

と声を大にして言いたいです。

 

家を建てることなんて最初は誰でもわからないことだらけです。

 

しかし、だからと言って思考をストップして目の前のCMに流されポンと家を買うなんてことは本当に勿体無いことです。

 

お施主さんから歩み寄ることで余計な経費はどんどん削れます。


それをご理解してほしいのです。

 

 

安心感について

 

最後に一つだけ。

安心感という点についても疑問符が付きます。

 

大企業だからとって安心できませんよね!

 

などという漠然としたものではもちろんありません。

 

というのもハウスメーカーが家を建てるといっても結局のところ施工(工事)を任されるのは地場の工務店だからです。

 

確かに大手ハウスメーカーは倒産しない可能性が高いかもしれません。

しかし街の工務店に全く同じことを言えるでしょうか。

 

あの「華やかなCMをしている企業」など関係ありません。

 

仮に住んでから修繕が必要になり元請のハウスメーカーに連絡しても、そのハウスメーカー工務店に依頼して業者を派遣するだけです。

 

本来であれば不要な業者をひとつ挟んでいる分だけ、仲介手数料すら余計にかかってしまいます。

 

これが家をメンテナンスを実施する上で必要なお金だとはどうしても思えません。

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おわりに


今回はかなり批判的な記事になってしまいましが、これは業界と対面して以降ずっと疑問に感じてきたことです。

 

家を買う(建てる)という一大イベント。
ほとんどの人が初心者ですよね。

 

その初心者ということを隠れ蓑に、不都合なことをすべて隠して・誤魔化して品質の悪い家を建ててきたのがハウスメーカーです。

 

その結果住宅の平均寿命は30年に届かず、一世代でひとつの家を建てることが日本の常識になってしまいました。

 

これが業界のあるべき姿なわけがありません。

 

まずは身近なこのブログを読んでいただいている皆さんから。


ひいてはこれが社会の常識になってくれれば嬉しいです。

 

いつもご覧になっていだたきありがとうございます。

 

それでは。

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